前作の感想はこちら。
映画について
2025年6月13日公開。
監督は前作と同じく永江二朗。
前作『きさらぎ駅』の続編である。
見ようと思った理由
前作を見て、きさらぎ駅という異世界の「理由」が明かされないまま終わったのがよかった。
だからこそ、続編も見たくなった。
【日記】ホラー映画の感想を書いていく所存 でも書いたとおり、神秘のカーテンが残っていることに価値があると思っている。
最初は16分でやめた
見始めた。
そして、開始16分までで失望して、いったん見るのをやめてしまった。
続きが気になる、というより、もう見なくていい、という感じになった。
こういうのは種明かしを見てはだめだ、とも思った。
それでも、やっぱり最後まで見てみた。
途中経過について
結論から言うと、途中経過があまりにお粗末で、ギャグだった。
怖さより先に、作りの雑さが目につく。
展開の運びも、人物の動きも、前作で感じたヒリヒリした理不尽さとは別物である。
見ていて笑ってしまうくらい、途中はだめだった。
結末について(ネタバレ注意)
ここから先はネタバレを含みます。
観てない人でネタバレを好まない人は、ここでブラウザバックしてください。
途中はあれほどお粗末だったのに、まさかのエンドだけは気に入った。
宮崎明日香が、ただの健気な女子高生ではなかった、という着地である。
私の受け取り方は、次のどちらか、あるいはその両方に近い。
- 宮崎明日香はサイコパスである
- 宮崎明日香という存在そのものが、きさらぎ駅という食虫植物の擬似餌である
前作では、宮崎は利他的でまっすぐな生徒として描かれていた。
葉山が自責の念を抱き、堤が利用される理由にもなっていた。
その「助けたくなる人」が、実は異世界側の仕掛けだった、という読みである。
きさらぎ駅は理由なき怪異ではなく、獲物を誘う植物のように人を呼び込み、宮崎はその擬似餌だった、というわけだ。
種明かし自体は、前作の奥行きを潰しにいっている感じもある。
それでも、このエンドのねじれ方だけは、見てよかったと思った。
おわりに
前作のおすすめ度は 7/10 だった。
今作は、途中がギャグなのに結末だけ刺さる、というちぐはぐな一本だった。
点数はつけない。途中と終わりが、別の映画みたいだからである。
以上。